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サールナートの鹿

goushin.exblog.jp

仏教と言うより仏道の視点で今を考えたい。初転法輪を聴きに集まった鹿のように、釈尊の言葉に耳を傾けよう。

大峯山入峰修行

7月31日に大峯山寺に奉拝してまいりました。
昔からの願望でしたが、山伏さんが修行で登られるので一般人は行けないと思っていました。
知り合いのお坊様に紹介して頂いたのですが、その方は当日にお葬式が入ってしまい(お坊さんあるあるw)不参加に。

当日は朝5時半に結界門下の駐車場に集合。
深夜のドライブだったので考えていたより早く到着しました。
今回は7人のグループでしたが、自分以外は皆さんお坊様。
そのうち4人は山伏装束。(コスプレでこの格好をやってみたい>笑)
先達をして頂くリーダーの方は面識があったので安心してお任せできました。

出発の時は霧雨のような感じで一面しっとりと濡れていました。
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紹介頂いたお坊さんともう1人怪我で登山されない方が見送りに来て下さいました。
で結界門を入っていく一行の図。
大峯山入峰修行_c0347286_12562016.jpg
濡れて滑る山道を先達さんに従って登って行きます。
途中から雨雲の中を歩いているって感覚で、着ているモノが雨で濡れているのか汗で濡れているのか判らない状態。
ほぼ中間地点に「おたすけ水」がありました。
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雨中にも拘らず鎖を持って岩を登る行場や西の覗も体験修行させて頂きました。
大峯山入峰修行_c0347286_12564739.jpg
所々にある拝所でお勤めをしながら、山頂手前の宿坊に着いたのが9時半くらい。
難所が点在する山道を4時間登るって凄いです。
邪念なんて吹っ飛んでしまいますネ!

休憩をして大峯山寺にお参り。
大峯山入峰修行_c0347286_12570223.jpg
山門と先達さんの後姿を~
この山門をくぐった途端に雲が流れて晴れてきました。
ビックリしましたが
「しっかり修行して登って来い。よくここまで来たな。」
と言って頂いているのが心と身体で判りました。
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しかし、どうやってこの山頂にこんなお堂を建てられたのでしょう。
信仰の力は凄いと感じました。
堂内の拝観もさせて頂き、ご朱印も頂いて。
来年は元号が替わるお祝いで秘仏の御本尊を開扉されるそうです。
来年も絶対に来なければ!!

山頂のお花畑を抜けて見晴らしのよいところに。
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洞川の町並みが遠くに見えます。
山肌を流れる雲の影がとても美しかったです。

山頂を後に先ほどの宿坊に戻ってお昼ご飯の茶粥をいただきました。
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番茶の味がしっかりとした、ちょっとアルデンテなお粥でしたが、登山で疲れた身体に染み通るようで美味しかったです。

帰りは雨には降られず、足元が濡れていますが気持ちよく山道を下山できました。
「気をつけて帰れよ。また来いよ。」
と言って頂いているのが判りました。

結界門横の遥拝所から山頂を拝めました。(朝は何も見えなかった)
あそこまで登ってきたんだと改めて実感!
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山頂からの眺めと比べると・・・
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62歳の爺さんが遅れないで、ほぼ迷惑を掛けないで登ってきたのを褒めてやりたいと思いました~(笑)

洞川の町に戻ってお風呂をいただいて散策なども。
先達をして頂いた方、何人もの町の人から声を掛けられるは話しをするわ・・・
年に何度も登っていらっしゃるそうです。
こりゃ凄い方に連れて行って頂いたのだなと。

来年もどうぞと言って頂きました。
何としても都合をつけて、滝行から参加させて頂きたいです。

先達を頂いた方、ご同行頂いた方々本当にありがとうございました。

by go-shin6489 | 2018-08-03 13:41 | 神社仏閣

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